花粉症は、耳や鼻に関する症状なので耳鼻科と眼科にかかるべき病気です。
大きく分けると対処療法と同病療法の2種類の方法があります。
対処療法がアレルゲンを抑える方に作用するのに対し、
同病療法は少量のアレルゲンを体内に摂取することで自己免疫力を高めてゆく方法になります。
花粉症の予防注射とは、減感作療法注射とヒスタグロビン注射、副腎皮質ホルモン注射の3つを指します。
減感作療法とは、自分の
花粉アレルゲンへの免疫を作る方法です。
花粉症のアレルゲンエキスを注射することで、花粉への免疫を作り、アレルギー症状が軽減される期待が持てます。
免疫ができるまでに一定期間を必要とする上に、必ず免疫ができることで効果が出るとも限りません。
アレルギーでも、ダニなどのハウスダストなどで1年中困っている人向けの方法です。
具体的には、3年前後くらい症状が認められなくても毎週注射に通い続ける根気が必要になります。
ヒスタグロビンの注射はシーズン中に3・4回ヒスタミン抗体を注射する方法です
免疫を作る方法よりも簡単な割に速効性があり、効果が出やすいと言われています。
確かに簡単ではあるのですが、ヒスタグロビン抗体は他人の血で作られている血液製剤になります。
たとえ加熱製剤でも、いま見つかっていないウィルスや、その他の病気が将来的に見つかる可能性があります。
一応、非加熱製剤の問題もあり、国の認可が必要なので公的には問題なしと判断されていますが、
持続性ステロイドが含まれていて、免疫力を低下させる、糖尿病を誘発する、白髪が増えるなどの副作用の恐れがあります。
ひどい花粉症でなければ、市販薬ではなく
ステロイド系の内服薬と、花粉症対応マスクの併用で自覚症状が無くなるくらいにはなれると思います。
ステロイドの副作用などに抵抗があるひとは、どちらにしても医師の処方が必要ですので
花粉症以外に病気の無い人ならば、数ヶ月続けて使っても問題はあまりないでしょう。
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